ランドリーでのシミ抜きをまとめてみました。
ランドリーで残留するシミは圧倒的に油性シミが多いと思われますが、 ここでシミを分類してみます。
分類 | シミの種類 | 除去方法 |
不溶性 | 泥、煤、埃、墨汁、インク | 石鹸手もみ、 ブラシ掛け |
油性 | オイル、グリース、化粧品類、 油性マジック、ボールペン |
油性しみ抜き剤 |
変質汚れ | 凝固した血液、脇の下シミ 変質蛋白シミ(食べこぼし) |
酵素、漂白剤 |
特殊シミ | ペンキ、染料、樹脂、草汁、 ヘアカラー |
油性シミ抜き剤、 漂白剤 |
金属類 | 鉄サビ | サビクリーン、 除鉄剤 |
主だったシミ抜き薬剤は次の通りです。
何れも事前の色落ちチェックはしてください。
シミ抜き剤 | 用 途 | 注 意 点 |
マルセル石鹸 | 泥汚れ等不溶性汚れ | 十分濯ぐ |
有機溶剤 | 油性汚れ | 有害なものもある |
液体酵素 | 蛋白、食べこぼし | スプレーしない |
サビクリーン | 金属シミ | ポリ容器に保管 |
酸素系漂白剤 | 色素、シミ | 金属類と過激反応 |
次亜塩素酸ソーダ | 色素、食べこぼし、カビ | 色柄物使用不可 |
還元漂白剤 | 色素、金属シミ | 臭気に注意 |
有機溶剤としては酢酸アミール、モノクロル酢酸、アセトン、MEK、ベンゼン、エチルアルコール、ジメチルホルムアミドなどが挙げられます。
一般的に使用順序は 油性 ⇒ 水性 ⇒ 酸化漂白 ⇒ 還元漂白 ⇒ 酸化漂白となりますが、シミを見て省略できる工程もあります。